ジャンクSPORTS
ジャンクOB通信

トップアスリートの矜持

「やっちゃいました!」
この週末、日本を代表する女性アスリートが競技直後に発した一言が、偶然にも連続して報じられる事になりました。
しかし、その意味は皮肉なことに全くの反意語として使われました。

最初は女子モーグルの上村愛子選手がスウェーデンで行われたワールドカップで3連勝を果たした直後に発したもの。上村選手は今期の後半からまさに敵無しの絶好調をキープしており翌日のデュアルモーグルも制してワールドカップの年間総合優勝という快挙に繋がりました。
「(私、凄い事)やっちゃいました!」
満面の笑みとともに伝えられたその一言は、彼女が偉業を達成した際の素直な気持ちがまっすぐに伝わってきました。

一方の一言は、名古屋女子マラソンでまさかの大惨敗を喫した高橋尚子選手の共同インタビューでの最初の一言です。
"大失敗しちゃった" "へたこいた"という意味での「やっちゃいました!」
最近のスポーツ界では、こちらの意味で選手が使う頻度が圧倒的に多いような気がします。

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