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ジャンクOB通信

スポーツ界・マンガの力

朝日新聞の朝刊・スポーツ面で現在「マンガの力」という連載記事があります。これはスポーツの"ジャンルの発展"にコミック誌やそれを原作にしたテレビアニメが果たした役割を検証する企画なのですが、とても興味深い内容になっています。

現在のところ、取り上げられた作品は「スラムダンク」「キャプテン翼」「はじめの一歩」「アイシールド21」の4作品。
私はアメリカンフットボールを題材にした「アイシールド21」は存じ上げませんでしたが、先の3作品はいずれも驚異的な売り上げとロングラン連載でバスケ、サッカー、ボクシング界に大きく貢献した作品です。

思い起こせば、私自身が少年時代に、「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」等のスポーツアニメにどっぷりハマって育った経験を持っています。野球というスポーツが巨人軍への一極集中型で発展を遂げた経緯に、「巨人の星」が果たした役割は計り知れないものがあります。
また、「あしたのジョー」が流行っていた昭和40年代はボクシングの世界タイトルマッチの中継は軒並み30%〜60%の高視聴率を誇っていました、ちなみに、フジテレビの開局以来の高視聴率番組ベスト10のランキングには、未だにボクシング中継が多数ランクインしており、おそらく今後も抜かれる事がない事が確実な驚異的な視聴率です。
「タイガーマスク」に至ってはアニメのキャラクターが実際にプロデビューをして大活躍をするという逆転現象まで生み出しました。

また後年、私が仕事として極真空手や「K-1」等の格闘技界の方々と接する機会が増えた際に、彼らのバイブルである「空手バカ一代」をあわてて買い求め、遅ればせながら読破致しました。格闘技界の方々のメンタリティーや文化的なバックボーンを理解する上でまずは「空手バカ一代」という共通言語をマスターしないと話にならないと感じた為、これは"仕事上の必要に迫られて"の事です。

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