ジャンクSPORTS
制作部長室
突然ですが、皆様にご報告があります。
私、この度の社内人事でスポーツ局ニュース制作部勤務を命じられ、近々着任を予定しております。ニュース制作部はスポーツ局の中で「すぽると!」というスポーツニュースを毎日制作している部署になります。今後はデイリーのスポーツニュースの現場から私の近年のテーマともいえる"スポーツ文化の向上"に微力を尽くしたいと思います。
スポーツ局スポーツ部在籍中は2000年の4月にこの「ジャンクSPORTS」を立ち上げる事が出来ました。当初は火曜23時からの30分番組でしたが、その後2004年の1月から日曜20時にお引越ししてもう3年半の時が流れました。
「ジャンクSPORTS」は"スポーツとバラエティーの高い次元での融合"をテーマに創られた番組です。
私は当時、"中継"でも"ニュース"でもない全く新しいジャンルでスポーツ局発のレギュラー番組を創ってみたいという想いが募り、まずはそれまでの仕事を通じて知り合う事の出来た才能あふれる方々とブレストを開始しました。
たまたま吉本興業がスポーツ事業部を立ち上げた時期と重なった事が、浜田雅功さんとお仕事させて頂くきっかけになりました。
それからは浜田さんを司会者に想定した企画に修整し、現在放送中の「ジャンクSPORTS」の原型が出来あがっていくのです。
我々スポーツ系のスタッフと、吉本興業から紹介された浜田さんのブレーン系のスタッフが顔合わせを済ませ、いよいよ本格的なブレストを始めるのですが、この両者の"文化の違い"に両陣営ともに大いに戸惑った事を昨日のように思い出します。
何から何まで考え方が違うように思えたのです、お互いに…。
我々はスポーツ局として番組を制作する以上、選手やチーム、団体や協会が結果的に不愉快な思いをしてしまう企画を進めるわけにはいきません。しかし、バラエティー系から出てくる企画は我々からすると「それをやれば確かに笑いは取れるけど、選手達は不快だろうし、チームからは出入り禁止になってしまう…」というものも数多く見受けられました。
我々スポーツ系は頭を抱え、おそらくバラエティー系は我々の事を頭の固い人たちと当初は思っていた筈です。
何故なら、バラエティー系も笑いのプロとして数々のバラエティー番組を成功に導いた一流のスタッフだったからです。
[次へ]
△もどる
0.ジャンクSPORTSTOP
(C)フジテレビジョン