ジャンクSPORTS
制作部長室

先週末、オランダのアムステルダムアリーナにて行われた「K-1」のワールドグランプリシリーズに行ってきました。
格闘技大国オランダで開催される大規模な「K-1」の大会は今年で2回目なのですが、昨年に引き続き会場の雰囲気や観客のノリは世界最高レベルの大会になりました。

まずは会場になっているアムステルダムアリーナですが、欧州でも名門と謳われるサッカーチーム・アヤックスが本拠地として使用する近代的なスタジアムです。アヤックスはオランダ最大の金融機関ABN・AMROをバックに持つ、いわゆるビッククラブで、ホームのアムステルダムアリーナもお金をかけた実に素晴らしい施設です。
サッカースタジアムとしては収容人数5万1千人だそうですが、コンサートやリングスポーツに使用する場合は全体の3分の1程度を仕切ったコンパクトな会場設定が可能です。
従って、今回の「K-1」もリングとスタンドの観客席との距離が近く非常にいい雰囲気のイベントに仕上がりました。
また、地元のプロモーターがイベント運営に手馴れており海外大会にしては珍しくレーザーやスモークを多用した演出が洗練されていて、尚且つ段取りも良く、選手も気持ち良さそうに入場しておりました。

"格闘技大国・オランダ"という表現を我々は演出上好んで使ってきましたので、皆さんもいろんな意味で「オランダの格闘技ってスゲー」というイメージをお持ちだと思います。
実際にK-1のGPは故アンディ・フグ選手とマーク・ハント選手が制した2回を除いては、オランダ人かオランダのジムに所属する選手が王者に輝いています。
14回中12回ですから、これはもう圧倒的と言えましょう!
ジムを覗いてみると小さな子供から大人まで熱心に練習していて、競技人口が多い事がすぐにわかります。
また、小さな格闘技イベントも頻繁に行われており、プロの選手層も世界で最も厚いと思われます。

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