ジャンクSPORTS
制作部長室

走っている車の平均単価は間違いなく世界NO.1と思われます。
町の中心部にあるグランカジノ前には、おそらくポーターによって演出されたものですが、フェラーリ、ベントレー、ロールスロイス、アストンマーチン等のしかも最新の上級車種がずらりと並びまさに圧巻です。
特にフェラーリの生息率は驚異的とも思われ、このエリアではすれ違う車の10台に1台という印象です。
モナコGPに合わせてヨーロッパ中からフェラーリオーナーの富豪達が集結しているのではないでしょうか?

F1におけるフェラーリ人気はある種独特のものがあります。7〜8年前からミハエル・シューマッハがこの名門チームを立て直してからは文字通り人気・実力ともにNO.1チームの名を欲しいままにしていますが、その前の10数年は長らく成績の振るわない時期が続いていました。しかし、そんな時期も人気だけは圧倒的なNO.1を誇っていたのです。
ま、阪神タイガースみたいなもんです。
今回のレース結果こそ、マクラーレンにフロントローからの1,2フィニッシュを許しましたが、間違いなくF1の文化や人気を牽引している唯一絶対の名門チームであると言えましょう。

それにしても、こちらではスノッブは雰囲気でフェラーリを乗りこなす渋いオヤジ達がなんと多いことか!
日本でのフェラーリは、新庄剛志的な"トリックスターの小道具"というイメージが付きまとい、一部の芸能界セレブ以外は決して手を出してはいけないブランドですが、南仏のお金持ち達はごくごく自然にこの車を日常の足として使っているのです。

彼我の文化の差を埋めるには相当の時間がかかりそうだなぁ…。

5月28日

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