ジャンクSPORTS
制作部長室
今年はベスト4のうち3チームがイングランド・プレミアリーグだった事が話題になりましたが、これも各国リーグの"勢い"をそのまま投影した結果と言えるかもしれません。
何しろ、今のプレミアリーグは絶好調と言って良いかも知れません。
ご存知、ロシアの大富豪・アブラモビッチ氏がチェルシーを買収したあたりから、リーグ全体が目に見えて活気を帯び始めました。
最近、彼が離婚した慰謝料が1300億円にも上り話題になったばかりですが、彼にとってチェルシー買収など安い買い物であった事が良く判ります。だって、慰謝料だけで日本のテレビ局の株式の相当数を買い占める事が可能な金額ですもの…。
今ではプレミアリーグ全20チーム中、海外の富豪がオーナーになっているチームが3分の1以上にも上るそうです。
イングランドにとって国技とも言えるサッカーの人気チームが次々と"外資"によって買収されていった訳ですから、きっと国民感情やファン心理としては複雑なものがあったに違いありません。
しかし、皮肉にも"外資"が導入されてから長期低落傾向に歯止めが掛かりイタリアのセリエAやスペインのリーガ・エスパニョーラを凌いで、一気に欧州NO,1リーグに躍り出た事になります。
CLやプレミアリーグの隆盛はスポーツビジネスのケーススタディとして私も大注目してしまうのです。
外資どころか新興勢力の参入を頑なに拒み続けて縮小均衡を迫られているどこかの国のプロ野球機構も、是非参考にしてみたら如何でしょうか?
5月7日
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