ジャンクSPORTS
制作部長室

先ほど、今年のマスターズが終了しました。
ゴルフの話です。
今年のマスターズは異例の展開となり優勝したザック・ジョンソン選手のスコアがなんと1オーバー!2位タイのタイガー・ウッズ選手が2打差の3オーバーという成績でした。長らくマスターズを観戦し続けた私も記憶に無いほどのタフなコースセッティングになりました。
とにかく気温が低いらしく、各選手がこんなに着込んでプレイする画を見た事がありません。次に乾ききったフェアウェイとグリーンは映像を観るだけでもいかにも硬そうで、まるで全英オープンの様な球の転がり方をしていました。
片山晋吾選手は"人生で一番速いグリーン"とこぼしていたそうです。

このマスターズ、何十年に渡ってTBSが独占中継をしているのですが、ゴルフファンにとっては最高峰の大会とはいえ、実は視聴率は今ひとつ振るわない状況が続いています。
一般的にスポーツ中継はレギュラー番組を潰して、特番として編成される事がほとんどです。この為、レギュラー番組よりも高視聴率が期待出来なければ、理論上はテレビ局の編成部的にはやる意味がありません。
特にマスターズは時差の関係で週末の早朝、決勝に至っては月曜の早朝に編成されます。これではメインターゲットの出勤時間に重なってしまいます。
TBSは例年、レギュラー番組よりも大幅に視聴率を落としてまで、このマスターズを放送し続けているのです。

何故、このような事が可能なのでしょうか?

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