ジャンクSPORTS
制作部長室

これは一つには"ゴルフ界の最高峰イベントを放送している"という矜持に他なりません。"スポーツ(ゴルフ)文化の向上"という誇りを持てなければ成り立たないことだと思います。
次に、ゴルフファンのターゲットがセグメントされている事が大きいと思います。低視聴率にもかかわらず、毎年マスターズには名だたるナショナルクライアントがスポンサーについています。オーナー企業の経営者や大企業の宣伝部の幹部達は例外なくゴルフファンといってもいいでしょう。ゴルファーなら一度は憧れのオーガスタナショナルでプレイしてみたいと思うはずです。
実はスポンサーになりさえすればこの夢は叶ってしまうのです。
例年、TBSはスポンサー企業を対象にしたインセンティブツアーを決行し、"夢の大舞台"で決勝翌日の月曜日ラウンドをスポンサーメリットとして提供しているそうです。
なかなか良く出来た仕組みですね。
実は、マスターズに限らず日本のゴルフツアーでもスポンサー企業は、広告効果よりもプロアマをメリットに感じて冠大会を主催するケースがほとんどなのです。
本戦の前日に行われるプロアマは、アマチュアゴルファーがプロとラウンド出来る貴重な経験を提供してくれます。
取引先の幹部を"我が社のプロアマ"に招待し、懇親を深め、その先のビジネスを有利に展開するパターンは万国共通のようです。
ゴルフは競技人口も多く、プロとアマが同時に楽しめる数少ないスポーツだからこそ成り立つ仕組みなのです。

"K-1のスポンサーになって、マイティー・モーのパンチを貰ってみませんか?"
といって喜んでくれる人は居ないもんなぁ…。

4月9日

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