ジャンクSPORTS
制作部長室
そんな時、はしゃぎたい気持ちをぐっとこらえて実況アナや解説者がどのようなコメントをするのか?
その言葉使いから息遣いに至るまで、密かに私が注目してしまうのはある種の職業病かもしれません。
でも、そんな時こそコメンタリーの力量が問われますので、皆さんもこれからちょっとだけ気にしてみたら面白いかもしれませんよ!
ところで昨日、映画「フラガール」のメイキング映像を見ました。
この「フラガール」、私が昨年見た映画でぶっちぎりのNO.1だったのですが、メイキング映像でもまたまた涙してしまいました。
特に私が涙もろいキャラという訳ではありません。
観ていて気付いたのですが、タヒチアンダンスの先生役の松雪泰子さん、生徒役で主役の蒼井優さんがなんとそれぞれ安藤美姫選手、浅田真央選手にピッタリと当てはまってしまったのです。
松雪泰子さんも蒼井優さんもダンスは初心者なのですが、この映画の為にびっちり練習を積んで撮影に臨みます。松雪さんは先生役として生徒を上回るダンスを見せ付けなければならないプレッシャーと戦っていたそうです。蒼井さんはクラシックバレーの経験者だけにダンス勘も良く、練習でも自然と大勢の生徒役たちのリーダー格になっていました。
メイキング映像では、映画のクライマックスシーンの撮影でふたりが見事なダンスを競演し、そして涙するのです。そこには辛く厳しい練習に耐え抜いた者同士の、確かな友情が感じられました。
浅田真央選手がまさかのSP失敗を乗り越えてフリーで最高得点をマークした後、魂の演技を披露しコンマ64ポイント差で金メダルを掴み取った安藤美姫選手。
それは浅田真央選手に挫折を知った者の強さを教える安藤美姫選手の"凄さ"と"先輩の意地"を見た気がしました。
このあと何年も、二人のライバル関係を見ていけるのかと思うと、とてもわくわくしますね。
3月26日
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