ジャンクSPORTS
制作部長室
たまにUFCの選手が「PRIDE」に出場してもあまり芳しい成績を残せなかったのはその為です。
長期低落傾向のUFCを劇的な成功に導いたのが、若い男性に視聴者を特化して大成功を収めているSPIKE TVというケーブルテレビ局の「ジ・アルティメットファイター」というリアリティーショーなのです。
応募してきた若いファイターが番組を通じて技術とキャラクターを磨き、最終的にUFCのリングに上がるまでを丹念に描いた番組がアメリカの若者には大受けで、UFCもこの2年で考えられないほどの商業的な成功を収めました。
ミルコ・クロコップ選手が今年に入ってUFCに引き抜かれましたが、そのファイトマネーを年俸換算するとあの松坂大輔にも引けをとりません。
昨年のアメリカの総合格闘技の市場規模は1200億円もあり、遂にボクシングの市場規模を上回ったとする経済紙のリポートもありました。その大半がUFCが構築したマーケットです。
うーん、恐るべきリアリティーショーの影響力です。
古くは、日本でも「元気が出るテレビ」の"ボクシング予備校"は実際に世界チャンピオンを誕生させましたし、「ガチンコファイトクラブ」もリアリティーショーの一種と言えましょう。
もちろん、スポーツ以外のジャンルでも「ASAYAN」がモー娘を生み出したようにリアリティーショーはゴールデンタイムでも充分に通用する古典的な企画なのです。
実は、昨日「K-1」の選手発掘を目的としたトライアウトがフジテレビスタジオで行われました。経験者・未経験者合わせて60名程度が集結し、アーネスト・ホースト先生の指導を仰ぎました。
元プロ野球の4番バッターや元Jリーガー、元相撲取り等、実に多彩なキャラクターが集まったため、活字メディアの評判も良く上々の滑り出しでした。
この模様は金曜深夜の「SRS」で"リアリティーショー"として随時放送予定です。
いずれ「ジャンクSPORTS」版"リアリティーショー"も企画していきますので、どうぞお楽しみに!
2月26日
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