ジャンクSPORTS
制作部長室

まず、当たり前の事ですが、これだけの大人数が一斉に駆け抜ける様は圧倒的な迫力で視覚に訴えかけてきます。普段通っている車道が人で埋め尽くされている非日常的な空間というか世界観は、言葉ではなんともうまく表現出来ない"映像美"なのです。
また、ランニングシューズがアスファルトを踏みつける音、ランニングウェアの衣擦れの音(雨具をまとったランナーが多かった為のシャカシャカ音)も、これだけの人数になると実に独特の音声となって聴覚を刺激します。
さらに、走り抜けるランナーひとりひとりの表情を間近に観察すると、これがみなさん実にいい表情をしてらっしゃる!
苦しそうな顔、楽しそうな顔、目的に向かうまっすぐな顔、3万人の大レースのごくごく一握りの人間の、しかも一瞬を切り取っただけなのに、そこにそれぞれのドラマを感じる事が出来るのです。私は当初、"ちょっと覗きに…"位のつもりだったのですが、気が付くと随分と長い時間応援してしまいました。見知らぬ方々が応援に笑顔を返してくださったり、手を振ってくださったり、なかにはハイタッチをする余裕のある方も…。
極寒にもかかわらず大勢の方々が熱心に応援していた理由が良く分かりました。

来年は晴天のもとでじっくり応援してみたいなぁ…。
いやいや、エントリーするのも楽しいかも。

ところで、石原都知事の号砲の下3万人が紙吹雪の舞う中でスタートを切った都庁前の中継映像は、実に壮観で劇的なシーンでした。しかし、生憎の雨でヘリコプターが飛ばず空撮が出来なかったのがなんとも残念でした。
ヘリからの俯瞰の映像は、今回のイベントのスケール感を表現するのに欠かせない映像だったのですが…。

2月19日

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