ジャンクSPORTS
制作部長室
ただ今、NHK・BSでスーパーボール放送中です。
アメリカンフットボールのお話です。
アメリカでは唯一にして絶対的な"スポーツソフトの王様"です。
なにしろ、この時期にアメリカのコーディネーターなんかとメールのやり取りをしていると、必ず「こちらではメディアも街中も既にスーパーボール一色です」的な時候の挨拶が織り込まれています。
私のようなスポーツの仕事に携わっている者にとっては"そろそろこの季節になったのね"位の感覚はありますが、日本に暮らす一般の方々にとっては「スーパーボール?何それ?」という感じでしょう。
このスーパーボールこそ、プロスポーツにおけるアメリカンマーケットの特殊性、規模の大きさ、覇権主義を具現化している象徴的な存在なのです。
まず、アメリカンフットボールという競技そのものはアメリカ以外であまり普及していません。
その最高峰に位置するスーパーボールも過去に日本で地上波生放送にチャレンジした局がありますが、なんと視聴率は私の視力程度しかありませんでした。
今にして思い起こせば日本における第1期アメリカンフットボールブームは私が中学生のころですから、おそらく70年代半ばあたりの事でしょう。この時はTBSが土曜の午後に放送していて少なくとも私の周辺では大ブームでした。マーチャンダイジング商品も大量に売れた筈で、私自身も筆箱からノート、ルーズリーフ(懐かしい!)までNFLグッズで揃えておりました!
また、AFCとNFC(セ・リーグとパ・リーグみたいなものです)の全チームを諳んじる事が出来たし、ルールを完璧に理解したのもこの頃です。
大学の体育会にチームが出来始め、黎明期としてはかなりの成功を収めたと言えるでしょう。
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