ジャンクSPORTS
制作部長室

皆さんご存知の通り、「ジャンクSPORTS」の直後に放送している「発掘!あるある大事典」がデータの捏造という"決してあってはならない事件"を引き起こしてしまいました。
番組が休止に追い込まれ、尚且つ関係者に厳しい処分が下されるのは、テレビ関係者も当然の事と捕らえております。

ところで、「関西テレビの社長が謝罪していて何でフジテレビのトップが出てこないの?我々はフジテレビを観ているのよ!」というお叱りを多数頂いているようです。
一般の視聴者からすると、誠にごもっともなご意見です。
これに関してはちょっとテレビ局のしくみをご説明しなければなりません。
民間テレビ局は在京に5つのキー局が存在します。それぞれが少ないところで数局、多いところで30局近くの地方系列局と"ネットワーク協定"なるものを結んでいます。「ジャンクSPORTS」のようなゴールデンタイムの番組はそのほとんどが協定上、全国ネットで放送されることになっています。
そして在阪の準キー局は、どこの系列でも協定上ゴールデンタイムに2枠〜3枠を抱えています。「あるある…」もそんな数少ない準キー局発の全国ネット番組であったが為に、今回のような疑問を抱かれた視聴者が多かったのです。
しかし、制作局がどこであれ、関東圏では"フジテレビの視聴者"であることに間違いありません。"放送"局の責任はフジテレビにも当然あります。
従って、視聴者のクレームには真摯に向き合う責任があります。
また、制作能力に限界のある準キー局に変わって、日曜21時の後番組を制作しなければならないのです。

従いまして、今週の「ジャンクSPORTS」は、急遽、2時間スペシャルで放送する事が決まりました。
ここ数年、「ジャンクSPORTS」は春・秋・年末年始の計3回、2時間拡大スペシャルを放送していますが、その際は準備万端スペシャルに相応しい企画で勝負しています。
しかし、今回はフジ系列の一大事です。
急なオーダーにも精一杯応えて、"万俵鉄平が高炉建設に命を賭けている"真裏で、スポーツ文化の向上に命を賭けたいと思っています。

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