ジャンクSPORTS
制作部長室

さくらパパは地元熊本で居酒屋を経営していたアマチュアゴルファーですが、ご本人はゴルフ理論にはあまり興味はなく、あくまで"勝つか負けるかが全て"の実践派ゴルファーだったそうです。
その下で育ったさくら選手も、驚くべき事に小学生の頃から既に大人たちに混じって"勝負ゴルフ"の世界で揉まれたそうです。
これ以上は、ちょっとここでは書けません。

また、林を切り開いてさくらパパが手作りで完成させた有名な練習場がありますが、彼はそこで地元の子供たちにゴルフを教える事があるそうです。
その教え方がまたユニーク。
「100円玉30枚持って来い!」
アプローチ合戦で、"一番寄った子が総取り"のゲームをやらせるのだそうです。
一部の教育関係者は眉をひそめるに違いないメソッドなのですが、子供たちは技術がなくても感覚だけで勝負に挑み、負けた悔しさから必死で練習するのだそうです。
実際、このやり方でさくら選手をトッププロに育て上げただけに、さくらパパの指導法にはある意味説得力があります。
まるで劇画のような親子なのです。
人気のあるのも当然です。
さくら選手が超個性的なスイングながら勝負強いトッププロとして君臨している理由が分かった気がしました。

あらゆるジャンルのスポーツでジュニアの育成は永遠の課題なのですが、有望選手ほど画一的な指導の下、個性を失われていってしまう傾向にあります。
そんな中、突然変異的に出現した異端児がジャンルを活性化させる事が間々あります。
ファンは潜在的にそうした個性派を望んでいるのではないでしょうか?

テッド・フジカワ選手がこの先、順調に成長していく事を期待しています。

1月15日

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