ジャンクSPORTS
制作部長室

解説者の高木豊さんと金村義明さんが「札幌ドームの盛り上がりは名古屋を遥かに上回っているから清原さんも是非、生で見に行って下さい」と力説されておりました。
行ってみたいです。
札幌という大都市を中心としたマーケティング戦略、それに新庄選手という"稀代のトリックスター"が期待感を煽りまくった事、また、新庄選手につられて注目される事の気持ちよさに初めて気付いた選手のモチベーションアップ等々、様々な要素がぴたりと符合しなければ、このようにダメ組織が急激に快進撃を続ける事などあり得ません。

聞くところによるとJリーグのセレッソ大阪(こちらも母体は日本ハムですね)で球団経営を軌道に乗せた敏腕社長が北海道移転と同時に野球界に乗り込み、わずか3年でこの結果を出したのだそうです。

これはもう、スポーツビジネス界の"カルロス・ゴーン誕生!"でしょう。

今後、様々なメディアでファイターズのサクセスストーリーが頻繁に取り上げられる事は間違いありません。
私も機会があれば是非、お会いしたいです、敏腕社長殿!

2006年もプロ野球の視聴率の凋落がメディアで喧伝されました。
但し、これは巨人戦に限った現象と考えて良いでしょう。
毎日毎日、日本全国で巨人戦が地上波で流れる今までが"異常"だったのです。
断言しますけど、もうこんな時代は二度と来ません。
巨人中心のビジネススキームに、まだこだわりを捨てきれない球界の方々は、もう諦めて下さい。
地域密着で素晴らしい成功を収めているケーススタディを今回の日本シリーズは見せてくれています。

10月23日

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