ジャンクSPORTS
制作部長室
F1日本GPから帰ってきました。
様々なスポーツ番組の制作に携わって来ましたが、これほどの規模で行われるイベントは、単一種目、単一会場としては他に類を見ません。
まずは最終日に16万人以上が実数で集まる集客力。
今回はバブル絶頂期を上回る過去最高を記録したそうです。
しかもチケット平均単価が驚くほど高く、約4万円を超えるものと思われます。
これだけで鈴鹿の興行収入はチケット代だけで60億円オーバー!
さらに、すぐに売切れてしまうパドッククラブと言われる食事付きのスペースは単価で36万円もします。
このスペースは各チームがマシンを保管するパドックの真上にあり、手すりから顔を伸ばせばタイヤ交換などのピット作業を真下に眺める事が出来ます。
また、ここで振舞われる食事はプレミアムシャンパーニュに始まり、フレンチのフルコース。卓上のナプキンもエルメス製です。
そう、F1は徹底的にプレミアム感を演出することによって"見に行くこと事態がステイタス"というイメージを定着させたのです。
これは私の全くの予想に過ぎませんが、おそらく16万人のうち個人的にF1が好きで、自分でお小遣いをためて鈴鹿に出向いているファンは半数の8万人。
これだけでも充分に凄い数なのですが、残りの半数はTOYOTA、HONDAを代表とする関連企業が買い上げるチケットによって応援に来る企業ぐるみのファンだと思われます。
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