ｼﾞｬﾝｸSPORTS
制作部長室
しかし､何となく初日から嫌な予感がしていたのです｡
市内の名所･旧跡に関する説明に､余りにも命を掛けているので…｡
いや､いい人なんですよ､お人柄は…｡
ただ､どんな時も彼にとって"観光ｶﾞｲﾄﾞ"が最優先なだけ｡
程なく浜田さんはAさんに話しかけられないようなﾎﾟｼﾞｼｮﾆﾝｸﾞを必死に工夫しているのですが､決してめげずに押し付け"観光ｶﾞｲﾄﾞ"しているさまは感動的ですらありました｡
さらに､極め付きのｴﾋﾟｿｰﾄﾞをひとつ｡
僕はうすうす感づいてしまったのですが､我々ｽﾀｯﾌと彼との電話連絡は常に一方通行｡
決して我々の電話にはかかってきません｡
そう､彼は携帯の"発信"が出来なかったのです!
携帯が鳴ったら､緑のﾎﾞﾀﾝを押せば受信出来る事まではﾏｽﾀｰしましたが､触れるﾎﾞﾀﾝは緑のみ｡
番号を押して"発信"する事など彼にとって難易度が高すぎて…｡
だからなんだなぁ…｡
車両の手配をお願いしても､ﾚｽﾄﾗﾝの予約をお願いしても､巧みに近所の建造物の歴史の話に摩り替えられてしまうのは!
正直に言って下さいね｡楽になりますよ!
と､言う訳で､今回は車の手配やらﾚｽﾄﾗﾝの予約やらｺｰﾃﾞｨﾈｰﾀｰの"お世話係り"まで仰せつかってしまった珍道中でした｡
しかし､終わりよければ全てよし｡
目まぐるしく変わる天候を逆に味方につけたかの様なHONDAの快進撃が歴史的な結果をもたらしました｡
ｽｰﾊﾟｰｱｸﾞﾘの佐藤琢磨も無事完走｡
こうなると浜田さんも上機嫌｡
｢HONDAには俺が応援に来たからや!言うといて｣と高笑いしておりました｡
8月9日
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