生きててもいい…?
〜ひまわりの咲く家〜

◇story[4/5]

思いつめた真希に、生まれてはじめて絶望という文字が浮かび上がる。『私は誰?』、『苦しいよ。苦しいよ。』便せんに言葉を綴る真希。便せんいっぱいに思いをぶつけた真希は、封筒を手にとあるビルの屋上へと向かう…。
数日後、東京都の児童相談センターの職員・榊(35・八嶋智人)が市村家を訪ねてくる。千佳子とともに榊と話をする真希は、千佳子が電話に出ている隙に榊に自分の胸の内を打ち明ける。苦しい心情を理解した榊は真希に言うのだった「愛誠学園知っているよね。あそこに住めるようにしてあげるから」。
愛誠学園で暮らすようになった真希だったが、千佳子は諦めなかった。何度となく学園に押しかけ真希を取り返そうと必死に抗議した。一生懸命、真希を連れ戻そうとする千佳子の様を目にする真希と晴一郎。親から虐待を受けて施設に連れてこられた晴一郎は、自分の身の上を嘆くのだった。東京都からは、市村家に里親関係が無効になるという通知が送られた。通知を前に呆然のする千佳子と隆之…。
そんなころ、愛誠学園に隆之が訪ねてくる。真希は久しぶりに会う隆之に、本当の胸の内を打ち明けようとも思うが、優しそうな隆之の笑顔を見ると言い出せないのだった。

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