生きててもいい…?
〜ひまわりの咲く家〜

◇story[3/5]

市村の家で暮らし始めて1年が経とうとする頃、千佳子は「真希、もう『おじさん』『おばさん』はやめて、今日から『お父さん』『お母さん』て呼びなさいね」と告げた。真希は戸惑いを感じながらも、そうせざるを得なかった。また、千佳子は、躾に厳しく何かにつけて真希に対して採点をした。家の手伝い、勉強のことを「ちゃんとできなかったらマイナス10点」というように。通知表を前に千佳子にプラスの点数を付けられる真希は単純に喜ぶのだったが、心の中では千佳子に見張られているようで、息苦しさを感じていた。
そんなわだかまりを持ったまま真希は反抗期を迎える。中学生になった真希(14・福田沙紀)は、化粧や門限のことで再三千佳子と衝突した。隆之が間に入り、彼の優しさに慰められる真希であったが、その声に出せない思いを日記に綴(つづ)っていた。
そんな折、真希は千佳子に対してある疑いを抱く、日記を読まれているのではないかと。愛誠学園で真希は、晴一郎に相談する。憤りを感じ、机に仕掛けをする真希。部屋に戻るたびに、その仕掛けを確認するのだが、日記を読まれていないことがわかるとそれはそれで安心するのだった。しかし…。

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