世界がもし
100人の村だったら・3

アルベルトくん(11歳)は80キロ離れた故郷の村から、出稼ぎに来ている。母を亡くして以来、高齢で体力も衰え働けない父と、幼い妹の生活のために、働いている。アルベルトが鉱山で稼ぐお金が、この一家の唯一の現金収入なのだ。
アルベルトの仕事は、主に鉱物を含んだ石と、そうでない石の選別やダイナマイトで爆破された石の運搬など。素手で一日中石を掴んでいる彼の手は、とても11歳とは思えないほど、傷つき、乾燥していた。
標高4000メートルを超える高地。空気は限りなく薄い。
さらに暗く、粉塵の舞う抗道内での重労働。子どもの小さな体には大きな負担を与える。
しかしアルベルトはどんなに辛くても彼は田舎の父と妹のことを思い、今日も働く。

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