津軽海峡
ﾐｽﾃﾘｰ航路4
--あらすじ--
青柳は市原の供述が腑に落ちない｡兵藤の頭皮には､髪の毛を引き抜かれた跡があったが､市原の供述には髪の毛をつかんだという事実が見えてこないからだ｡
兵藤ﾎﾃﾙ専務の落合から､永瀬がある写真を見せられた｡青函ﾌｪﾘｰのﾃﾞｯｷで､市原と律子が仲むつまじく､写っている写真だった｡兵藤社長の書斎から出てきたという｡
雑木林で､首を絞められ殺された女性の死体が発見された｡律子だった｡遺体がうつ伏せで発見されたのに､背中には､死亡直後に血が下にたまる鬱血､｢死斑｣があった｡律子は別の場所で殺され､雑木林に運ばれたのか｡その死斑には､数本の平行な線が入っていた｡
果たして､連続殺人事件の真犯人は?青柳刑事の推理は?
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