第44回
新春かくし芸大会
2007
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コトン先生が落としていく数々の技は、L字に球をカーブさせてその先にある球を落とす"L字マッセ"や、シャンパンタワーを下で支えている球に当てて打った球をはめる"シャンデリア"など、どれも並大抵の腕前では落とせそうにないものばかり。恵のビリヤード経験は遊び程度で、10年ぶりだったという。素人が見ていると、やる前から「絶対に無理!」とあきらめてしまいたくなるような技が多く、一体どのように技を選んでいったのか聞いてみると、「最初、22個の技をだーっと稽古場に並べて、一個ずつやってみるんです。もちろんできないですよ。その中の9個から出発して、やっていったら意外とできたんですよ。そこからはご相談で、ストーリーの中に『これも入れさせてくれ』と言って、増やしてもらったんです。だから、構成は昨日までかかりましたよ、本当はもっと盛り込みたいんですけどね」となんとも頼もしく貪欲な答えが返ってきた。結果、計17個もの技を盛り込んでいる。
毎年、裏テーマとして「堺越え」を掲げている恵。今年ももちろんそうだという。「堺さんのチームから、『奇跡が起きる』ってよく聞くんです。練習で一度もできていなかったことが本番でできたとか。僕の場合は、できたことだけでもうOKなんですが、堺さんの場合、いろんな角度からカメラで撮っていて、すごく大変に見えたり、ミラクルに見えたりするので、今回の僕のビリヤードもかくし芸というより、プロモーションビデオを撮らせてもらっている感じですね」。
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