第44回
新春かくし芸大会
2007
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しかし､二人一組で行うということは､すなわち､｢二人の力が合わさって初めてできるものなので､家で個人練習が出来ない(談:皆川佑馬)｣ということでもある｡ｽｹｼﾞｭｰﾙの都合で相棒が練習に参加できなかった時､やむなく別の人で練習を重ねた和田正人は｢人によって呼吸やﾘｽﾞﾑ､ﾀｲﾐﾝｸﾞが全然違うので､逆に危険｣だとあらためて思ったそうだ｡だからこそ､普段のにこやかな笑顔とはうって変わって､練習時はみな真剣そのもの｡斉藤慶太が｢とにかく時間との戦い｣とﾎﾟﾂﾘと漏らしたように､みな顔に焦りと不安といらだちを隠せない｡
それにしても､視界が全くきかない中､どうやって飛ぶのだろうか? そんな素朴な疑問をぶつけてみると､全員から｢"慣れ"と"勘"､つまり感覚がすべてですね｡だから､演技はもちろん､ﾀｲﾐﾝｸﾞや距離感､相棒との呼吸やﾘｽﾞﾑなど､全部体で覚えこんで､感覚で飛ぶしかないんですよ｣という答えが返ってきた｡そして｢見えない中で飛ぶのはとにかく怖いけど､でもその恐怖を克服するためには､とにかく飛んで飛んで飛びまくって慣れる以外にないんです(談:斉藤祥太)｣｡
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