☆ディレクター・迫川緑(関西テレビ報道センター)コメント
「20年を迎える今年、3人ともが"人生を振り返るいい機会"と受け止めてくれました。元気さんも陽平さんも普段は何事もないような顔をしていますが、その生き方を見つめると悲壮感すら漂います。そこにある命がいかにはかないものかということを身をもって知っているからです。彼らはこの先も気楽には生きられないでしょう。それでも人が生きることの意味を常に考え続ける人生は意義深く充実したものになると信じています。その姿をお母さんと翔人くんがいつも傍らで見守ってくれます。
いま東北の被災地で苦しんでいる遺族を目の前にすると、阪神の被災者の声にどんな意味があるのかと考えさせられることがあります。しかし20年という長い時間を経てもなお、これだけの思いを抱えている人がいるということを報道を通じて共有することは地元局の大切な役割です。そして東北の人々にも何がしかのヒントを与える可能性があるでしょう。何としても命を守るという強い熱意と、家族を失う恐怖心は防災の原点です。こうした番組が、限りある命に感謝し、ともに支えあって生きることの意義を見いだす機会になればと思います」

■番組概要
◆番組タイトル

第24回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『想いを伝えて
〜阪神淡路大震災・父子が歩んだ20年』
(制作:関西テレビ)

◆放送日時
7月1日(水)26時20分〜27時15分
◆スタッフ

■プロデューサー
兼井孝之
■ディレクター
迫川緑
■撮影
吉川浩也
松本比呂之
■編集
野上隆司
■MA
中嶋泰成
■効果
萩原隆之
■制作
関西テレビ

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