日本付近で台風から変わる時の違いは、台風が単に衰えて風速が基準以下になった場合は「弱い熱帯低気圧」、日本付近で北からの寒気が台風に入り込んで性質が変わった場合は「温帯低気圧」となります。
ですから「温帯低気圧」の場合は、弱まったわけではなく、生まれ変わった別の低気圧として再び発達します。あくまでも構造の違いですから、台風よりも(温帯)低気圧の方が強いこともあります。
また、地学上 日本は温帯に分類されますが、気象学的には南日本の真夏は「亜熱帯」、北日本の真冬は「亜寒帯」と同様です。温帯でくくれない日本の気候ですから日本の近くで熱帯低気圧が発生してもいいのではないでしょうか?真夏に日本列島を覆う太平洋高気圧も、「亜熱帯高気圧」なのです。
9月は大型台風の季節です。
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