[素人天気予報のすすめ]
みなさん、自分で天気予報をしてみましょう。
テレビやラジオなど公共の場所で天気を予報するには、気象予報士などの資格が必要ですが、学校や会社、町内会などのように 特定の人たちに対しては、資格は必要ありません。
運動会や遠足、社員旅行の時、自分の気象に対する知識を使って テレビの天気予報とは違った独自の予報をまわりの皆さんに披露してみてはいかがでしょうか。

そこで私からワンポイントアドバイス。
外に出て、風を感じて下さい。どちらの方角から風が吹いてきていますか。天気を予報するときは、「風向き」が重要なのです。
2つめのポイントは、予報する場所の地形。
高い山がどの方角にあって、海はどの方角か。3つめは、テレビや新聞の気圧配置図を見て、風向きを読みとりましょう。
雨が降るか、降らないか、強い雨か、弱い雨か、風向きによって おおまかに予想出来るのです。

例えば、
関東平野の場合、北東風や東風の時は、曇り空でシトシト雨が降りやすい。
南東風や南風で雨が降っている時は、大雨の可能性がある。
これらは、関東平野の地形によって影響されています。関東平野は、東側と南側が海であり、風は、障害物もなくストレートに入って来ることが出来ます。海を渡って来る風は、水蒸気を含むため 雲を作りやすいのです。では、なぜ南風と南東風の雨は、大雨の可能性があるのか。空気は、暖かい方が水蒸気をたくさん含むことが出来るため、暖かい方向から吹いてくる風の方が雨雲をたくさん持っている可能性が高いということなんです。

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