Q:一年で一番予報が難しい季節は?
M:「それは......今年。ただでさえ天気が変わりやすい春は予報が何度もはずれたし、今年はすごく難しいんです。すごく難関の年にいきなり担当になってしまったので大変です。今はまだ(気象予報士としての)ベースを作っているということで、春夏秋冬を最低1回経験して、例えば去年の春と比べると今年はどうって言えるようになると、いい専門家になれると思います。お天気って『経験』なんですよ。経験がないと自信をもって言えなくなってしまうんです。そして最後はカンなんです。さっきいったニュアンスで伝える部分って、経験とカンが重要で......三井さんは理論と経験で、私は女のカンで勝負してます。ときどき意見がぶつかり合うときもありますが、お互いじっくりと検討して、みなさんの役に立つ天気予報を伝えられるように心がけています」
インタビューを終えて、三井さんも松尾さんも、常に受け取る側の事を考えて予報を出していということを感じました。これから天気予報をみるときは、具体的なデータを見るのはもちろん、「経験とカン」から割り出された微妙な「ニュアンス」を受け止めて、生活に役立ててみて欲しいですね。
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