役者魂!
-Story-
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その夜、桜子は、ひとりで忠太の面倒を見ていたが、忠太は容態が悪化し、苦しそうに呼吸を乱しはじめる。慌てた桜子は、本能寺に電話。すぐにやってきた本能寺に続いて、護も戻ってきた。本能寺は、瞳美に電話をするが、瞳美はまさにアルバイトに行くところだった。言いよどむ瞳美に激怒した本能寺は電話を切り、自分たちで忠太を病院に連れていくことに。かかりつけの医師は留守だったが、紹介してもらった病院にタクシーで乗り付けた。急いで点滴をしてもらうと、忠太の容態は安定。点滴が終わったら、連れて帰ってよいと言われ、本能寺らはホッとする。点滴終了後、降り出した雨のなかを4人はタクシーに乗り込もうとするが、本能寺は一方をじっと見つめている。護と桜子がその方向へ目をやると、ゴミ収集車にゴミ袋を投げ込む人たちのなかに、瞳美を見つける。びしょ濡れになりながらも、必死でゴミ袋を運ぶ瞳美。本能寺たちは、立ち止まってそれを見つめていた。

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