ヴォイス
第8話
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同じ頃、蕪木誠(泉谷しげる)は、今成がB型肝炎であると突き止める。感染していたら命に関わるだけに、大己らは検査を受けることになった哲平のことが気にかかる。
翌日、自宅待機中の哲平を、久保秋佳奈子(石原さとみ)と彰が訪ねる。部屋に入った佳奈子は、哲平に謝罪をする。実は、哲平が指をケガした日、佳奈子は大学が募集する海外研修の最終面接があり、解剖作業を代わってもらっていたのだ。
その頃、研究室にいた大己らは、大和田敏(山崎樹範)から、今成が少し前まで科学警察研究所、通称"科警研"の火事を専門に分析する部署に勤めていたと聞く。大己は、"科警研"に今成の元部下・矢野(田中実)を訪ね、さらに、矢野から今成をよく知るという上司・三島(志賀廣太郎)を紹介される。三島に会った大己は、三島から今成ほど火災のことに精通している男はいなかったと聞く。火災のプロがなぜ火災現場で亡くならなければいけなかったのか――研究室に戻った大己は、思いを巡らせる。すると、そこへ佳奈子が来て、火災現場で子供を包んでいたカーペットが、不燃加工が施された特殊なものだったと話す。それを聞いた大己は、あることに思い当たると、研究室を後にする。
大己がやってきたのは、亡くなった子供の両親のもとだった。今成と子供のことについて、少し話がしたいと言うが、現状を受け入れられない母親に拒絶されてしまう。
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