ヴォイス
第5話
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後日、ゼミ生5人は、岡原が友人のカメラマン・沢野(六角精児)と借りていた事務所を訪ねる。沢野は、岡原は金のためかなりきわどい写真にも手を出していたと話す。そんなとき、岡原が残した写真を見ていた大己の手が止まる。ゴシップ写真に混じって、餃子、ルービックキューブ、りんごなど、意味のわからない写真が出てきたのだ。さらに、残されたレシートから、岡原がニワトリ小屋の近くを頻繁に訪れていたことがわかる。
何かを感じた大己は、亮介を誘い、再びニワトリ小屋のある場所へ。そして、1枚の写真を手にすると裏山へと入って行く。とまどう亮介に構わずに歩くうち、大己は岡原の写真とピッタリ重なる景色を見つける。視界の先には、豪邸があった。岡原が同じ場所から豪邸を見ていたと確信する大己は、リュックから寝袋を取り出すとここで一夜を明かすと言う。
一方、大己を除くゼミ生たちは、蕪木誠(泉谷しげる)から与えられた課題を解くのに必死になっていた。
翌日、山から戻った大己が研究室にやってくる。亮介らは、まだ課題が解けないでいたが、大己はすでに答えがわかっている、と事もなげに言う。
そんな時、大己の目に事務員が読んでいた新聞記事が飛び込んでくる。政治スクープに関する1面記事の横には、岡原が狙っていたあの豪邸の写真が載っていたのだ。そこからインスピレーションを得た大己は、机の上に餃子やりんごなどを撮った写真を順番を入れ替えながら並べていく。そして、ある確信へとたどり着く。
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