ヴォイス
第3話
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その後、工場に戻った佳奈子は、大己から冊子を渡される。それは、幼い日の佳奈子と弟の写真が貼られたアルバムだった。雪子は、そのアルバムを眺めながら、ひとり昼食をとっていたのだ。自分や弟以上に、母子で過ごす時間の少なさを寂しく思っていたのは、雪子だったのだ。改めて母の思いを知った佳奈子の目から、涙があふれ落ちる――。

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