ヴォイス
第3話
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解剖終了後、佳奈子は大己と亮介に、女性の足のアザが自分の母親が亡くなったときのアザにそっくりだったと話す。15年前、心不全で亡くなったはずの母親の足にアザがあるのを不審に思った佳奈子は、大人たちに訴えるが相手にされなかった。それが未だに気になっているという佳奈子に、大己は今からでも死因を調べられるのでは、と声をかける。

そして、かつて母親・雪子(片平なぎさ)が勤めていた工場にやって来た大己、亮介、佳奈子は、当時を知るという古株の作業員・ジン(平泉成)を紹介される。佳奈子は、雪子はもちろん自分のことも覚えていたジンに、雪子が工場で亡くなった日のことを知りたいと訴える。そして当時、同じ工場で働いていた八木(勝村政信)という人物のことを聞き、自宅を訪ねる。しかし、現在、駄菓子店を営む八木は、雪子とは仕事の担当が違ったため接点がなかったと言う。

その後、気になることがあると言ってどこかへ行ってしまった大己を残し、亮介と佳奈子は大学に戻ってくる。

大己は、雪子が作業に携わっていたパイプ椅子が納品された会社を訪ねていた。会社の会議室には、15年前に購入したという椅子がズラリと並び、大己は、その1脚1脚に座り何かを感じようとする――と、そのうち時間が過ぎ終バスを逃してしまう。

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