東京タワー
-物語-
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アパートに戻った雅也は、栄子が自分が死んだら見ろと言っていた箱を開く。中には、各種保険などの証書のほかに、栄子が雅也に宛てた手紙が入っていた。手紙には、雅也を思う栄子の気持ちと、一緒に過ごした最期までの日々の感謝が綴られていた。雅也は、栄子の気持ちを想い、涙を止めようがなかった。
栄子の四十九日。雅也は兆治と東京タワーの麓にある栄子の墓前へ。兆治はそこで、初めて栄子への偽りのない気持ちを雅也に告げた。その頃、まなみも北海道に帰ることに。雅也は、栄子が渡した指輪を持っていて欲しいとまなみに頼む。まなみも承諾し、故郷へと帰って行った。
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