東京タワー
-物語-
[3/5]

その夜、またしてもリビングでは大宴会。そこに鳴沢一(平岡祐太)が雅也のイラストを取りに来た。雅也の仕事を待つ鳴沢に、栄子は料理をふるまう。だが、鳴沢は食事に手をつけようとしない。栄子の再三の勧めにも食べようとせず、雅也のイラストを受け取るとすぐに帰ろうとする。と、徳本が鳴沢に噛み付いた。鳴沢の態度が許せなかったのだ。鳴沢につかみかかろうとする徳本を雅也が止めようとしたそのとき…。我に帰った徳本は、以前母親を殴って勘当されたことを雅也に話す。そんな2人の会話を、栄子はそっと聞いていた。そして帰ろうとする徳本に栄子は、自分だったら殴られたことよりも、10年間も息子に会えない方が痛いと告げる。

翌日、鳴沢は担当のイラスト発注を怠っていたことをデスクに責められる。慌てて雅也のアパートに向かう鳴沢。ちょうど、打ち合わせに出ようとしていた雅也に会った鳴沢は倒れてしまった。

[前へ|次へ]

もどる
0.東京タワー TOP

(C)フジテレビジョン