東京タワー
-物語-
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ともかく大学に出た雅也だが、風疹にかかって倒れてしまった。アパートでは、誰も面倒をみてくれず意識を失う雅也。ふと目を覚ますと、栄子がいた。耕平の連絡で飛んできたのだ。東京生活の弱音を吐く雅也に、栄子は東京に飲み込まれず、逆に飲み込むのが男だと言って部屋を出て行く。心配する耕平が来た。耕平は、筑豊で栄子がいつも汗を流して働いていたと雅也に教える。栄子の手で片付けられた部屋、食材の揃えられた冷蔵庫を見つめた雅也は、飛び出した。
追いかけてきた雅也に、栄子は東京での驚きを伝える。別れ際、栄子は自分も頑張るから雅也も頑張るようにと念をおして帰っていった。その後、栄子との約束どおり、キチンと大学にも通いだした雅也だったが…。
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