1リットルの涙
- Story -
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クリスマスが近づいたある日、亜也は、病室にやってきた水野に、他の病院に移るのかどうか尋ねた。看護師たちの噂話を偶然耳にしたからだった。水野がそれを否定すると、亜也は安堵の表情を浮かべた。いつまでも自分が良くならないから見捨てられたと思った、と言う亜也。水野は、必死に笑顔を作って、絶対に諦めない、と彼女に告げた。すると亜也は、水野に献体を申し出た。水野の役に立ちたい、というのだ。水野は、涙を堪えながら、そんなことを考えてはいけない、と亜也を諭す。診療室に戻った水野は、自分の無力さを噛み締め…。

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