1リットルの涙
- Story -
[9/10]
別の日、亜也は、家族と共に理加の卒園式に出席した。その帰り、亜也は、ふいに瑞生や潮香、妹弟たちに感謝の気持ちを伝えると、養護学校に行く、と言い出す。
明和台東高校の終業式の日。西野は、亜也が転校することをクラスメイトに伝えた。亜也は、教壇に立ってみんなに別れの挨拶をした。自分の病気が治療困難であり、やがて歩くことも話すことも出来なくなること、この1年間でいろいろなことを諦めてきたこと、小さな希望も生きていく道も見つからなかったこと、そして、病気になって初めて気づいたこと…。「みんなと生きる場所は違うけど…これからは、自分の選んだ道の中に、一歩一歩、光を見つけていきたいから!そう言って笑えるようになるまでに、私には少なくとも1リットルの涙が必要でした」。
[←Back|Next→]
△もどる
0.1リットルの涙TOP
(C)フジテレビジョン