1リットルの涙
-Interview-
[Q]脊髄小脳変性症に限らず病気というものは辛いわけですが、こういう作品に関わると、どうしても自分や周囲の人がもし病気になったら、ということを考えないわけにはいかないと思うのですが…
発病して、いままで出来ていたことが段々出来なくなっていく中で、それを自分自身が認識出来てしまうというのは、もの凄く辛いことだと思うんです。亜也さんと比べるわけにはいかないですけど、自分自身が病気で苦しむことがあっても、完治するとそれを忘れちゃったりするんですよね。それがある意味、人間の強さでもあるかもしれないし、いい加減な部分かもしれないし…。誰もが限られた命を生きているわけですけど、どうしても他人事のように捉えてしまうんですよね。だから、自分は生きているということにちゃんと向かい合っているのかな、って考えてしまいますよね。それは、命だけじゃなくって、こういう仕事をやらせてもらっている中でも、「まあ、明日考えればいいや」みたいについつい先送りにしちゃう自分がいて…。反省することばっかりですよね。
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