太郎と次郎
〜反省ザルとボクの夢〜
-あらすじ-

ついに、太郎は猿回しに挑戦することを決心し、よし江が飼っていた猿と組むことになる。その猿の名前はなんと次郎だった。太郎と次郎、運命的出逢い。猿社会のルールにのっとり、猿の気持ちになり、次郎と最高の相棒になることを決意する太郎だった。
1980年、太郎と次郎はついにデビューの日を迎える。無事に猿まわしを終えるも「俺はもっとお客さんに笑ってもらいたい。みんなを笑顔にしたい」と太郎は思う。太郎の世界に一つだけのみんなを笑顔にする猿まわし芸の探求が始まった。
その夢を抱いて1983年に上京。狭い下宿で次郎との二人暮らしを始める太郎、「いつかビッグになろうな」と次郎に語りかける。そんな二人のもとにビッグニュースが飛び込んでくる。太郎と次郎の芸を街中で見た「笑っていいとも!」のディレクターより出演の話が舞い込んできたのである。

全国ネットの大人気番組で披露した「反省!」のギャグが大ウケし、太郎・次郎は一気に人気者となっていく。しかし父の政男は人気で調子に乗る太郎のことを心配し上京、「長州猿まわしの会」事務所を東京に置くこととする。信頼できるマネージャー・犬塚(河本準一)も現れ、恋人らしき存在・恵子(本仮屋ユイカ)とも出逢い、順風満帆な太郎と次郎。そんな矢先……悲劇が起きる。猿の次郎が肺炎で急死したのだった。

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