太郎と次郎
〜反省ザルとボクの夢〜
-キャストインタビュー-

Q.猿まわしをずっとやっていらっしゃる中、これから猿まわしを通じてやっていきたいと思われることはどのようなことでしょうか。

A.「おまえは猿のような子どもだ、だからこれをやれ」と言われて始めたんですよね。「おまえが一番、猿の気持ち分るだろう」と言われていた。
僕は、猿を絶対下に見ていない。面倒見てやらなきゃいけないということはあるけれど、決して下には見ない。
僕が今やろうとしているのは、理想に近づいてはいないけれど、いま「地球との共生」ということでしょう。僕は自然の猿と生活していて、僕ら太郎・次郎の中に、その"共に生きる"「共生」観をつくっていきたいと思う。それを世界の人に見てもらいたい。あっちは野生動物でこっちは人間。もしかしたらこの関係は自然を壊しているかもしれない、でもひとつの太郎・次郎の中に「共生」観を感じてほしい、そう思っている。まだ達していないですけどね。
人間はおごっているから。
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多くの方に伝えたいメッセージをどんどん発してくださる太郎さん。栗原プロデューサーも「すごくいいことをおっしゃいますね。人間とお猿さんが共に生きているということはグローバル的にもシニカル、ということですよね。矛盾がある中、人間が自然を破壊しているかもしれない。人間側が歩み寄らなければいけないし野生も歩み寄らないといけないかもしれない。太郎さんと次郎がそういうことの集大成、ということでしょうか。」
猿まわしには、今を生きる私たちに大切なメッセージがたくさん込められている。そんなことを考えずにはいられない取材となった。さらに芸人、村崎太郎さんがこれからについて語ってくれた。
芸人・村崎太郎にさらに後半で迫ります。お楽しみに。

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