太陽と海の教室
-STORY-
1/4
有名国立大学、私立大学に毎年多数の生徒を合格させる進学高校、湘南学館。この高校に、櫻井朔太郎(織田裕二)が赴任してくる。しかし、櫻井は誰もが想像するような進学校の教師とは、およそかけ離れた型破りな男で…。
夏を目の前にした湘南学館3年1組の仲間、根岸洋貴(岡田将生)、白崎凛久(北乃きい)、田幡八朗(濱田岳)、屋嶋灯里(吉高由里子)、楠木大和(冨浦智嗣)、日垣茂市(鍵本輝)、澤水羽菜(谷村美月)たちは、受験に向けてのラストスパートに入ろうとしていた。
7人は夜の浜辺に集い、一足早く自分たちだけの卒業式をしようと花火を楽しむ。この日を境に、受験勉強に集中するための区切りをつけるためだ。水泳部の洋貴と茂市は、次の日に対抗戦を控えているため、みんなに応援に来て欲しいのだが"卒業式"を終えた仲間たちは、つれない返事。
仲間たちと別れた凛久と洋貴は、産休に入った担任の代わりが誰になるかなどと話しながら家路につく。すると、他校の生徒が洋貴を呼び止めた。中心人物の末吉春臣(中村倫也)は、まるで使い走りのように次々に洋貴に用事を命令。さらには、対抗戦でわざと負けろとまで言う。どうやら2人の父親同士に確執があるらしく、洋貴は逆らえない。凛久は、そんな洋貴が心配で…。
翌朝、登校する凛久は、ランニングしてきた水泳部の面々と出くわす。部員たちと離れ、凛久に話しかけてきた洋貴は昨夜のことは誰にもしゃべるなと強く命令した。と、その時、2人は救助を求める声を聞きつける。子供が波にさらわれたらしい。すぐさま助けに海に向かおうとする洋貴を、凛久が引き止める。すでに何者かが救助を始めていたのだ。荒波にもまれる"スーツ男"は、子供2人を担ぎ上げ、果敢に浜辺に戻り、凛久と洋貴に救急車の手配と人工呼吸を指示。スーツ男の必死の処置で子供たちの小さな命は救われた。
[次へ]
△もどる
0.太陽と海の教室 TOP
(C)フジテレビジョン