シバトラ
-最終話-
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犯行の動機を尋ねる竹虎に美月は、竹虎らと出会い楽しい毎日を過ごしていても、自分の中に出来てしまった闇は消えることはなく、光を知れば知るほど辛かったと心情を吐露。そして、父親に覚せい剤を売ったことで自分に闇を作った落合が許せずに殺したと、落合殺しも自供する。
すると、そこに小次郎が現れて、落合を殺したのは自分たちのためだろうと言う。美月は否定するが、小次郎は以前、落合がこの世から消えない限り幸せはやってこないと美月に話していたのだ。それを聞いて、落合殺しを思い立ったのだろうと言うのだ。
ところが美月は、竹虎と小次郎に銃を突き付け、自分ひとりで死なせてくれと懇願。小次郎の必死の説得にも銃を下ろそうとしない。
小次郎は竹虎に、美月に声をかけろと言うが竹虎は無言のまま、美月に一歩ずつにじり寄っていく――その目からは、涙が零れ落ちている。それ以上、近づいたら本当に撃つ、という美月にも動じず近づいていく竹虎。そして、いよいよ銃口が竹虎の体に触れると、やがて美月は脱力したように力なく銃を落とす。
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