シバトラ
-第6話-
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小次郎が現場に向かおうとすると、竹虎が行く手を阻む。落合に復讐しようとする小次郎を行かせるわけにはいかないし、ゆりもそんなことは望んでいないと言うが、小次郎は理屈ではなく落合が生きていることが許せないのだと、怒りをみなぎらせる。もはや言葉では止められないと判断した竹虎は、先を折ったモップを手にして小次郎と対峙。小次郎もそれを受け、ふたりの闘いが始まる――。
激しい乱闘の末、小次郎は竹虎を殴り倒し、店を後にする。

その頃、ゆりと竹虎の父が撃たれた埠頭で、落合と対峙していたさくらは、落合から取り引きを持ちかけられていた。透子を無事に返す代わりに、自分を逃がせというのだ。さくらが拒むと、落合は今から1時間後に自分が監禁場所に戻らなければ、透子は殺されることになっていると、薄笑いを浮かべる。

そんなところへ、鉄パイプを持った小次郎が来て落合に殴りかかろうする。さくらが止めるように言うが、小次郎は聞かずにパイプを振りかざす。すると、その瞬間、さくらが拳銃を発砲する。銃弾は小次郎の足に当たり、小次郎はその場に崩れる。

そこへ、竹虎と美月がやってくる。竹虎は、落合に銃口を向けるさくらに撃っても何も解決しないと言うが、さくらは8年前から反省した様子が見られない落合は、ゆりの死を無駄にしたから撃つのだと拳銃に力を込める。それでも竹虎は、あなたが誰かを傷つければ誰かが悲しむことになる、復讐に終わりはないと諭すように話す。

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