ゾウのはな子
- はじめに -
今回このドラマで、戦前の上野動物園のスター的存在だった「花子」に深い愛で向き合い、「花子」の死を選ばざるを得なかった悲しい体験に苦悩し、再起していく飼育員役を、反町隆史が演じます。
「花子」の死から2年後に終戦を迎え、再びタイから子象を迎え入れ、そのゾウの名も戦前の「花子」より平和な時代に生き、長生きしてほしいという願いを込めて「はな子」と名付けられます。反町隆史演じる飼育員から引き継ぎ、「はな子」に精一杯の愛情をもって接し、その後、幾重の試練を乗り越える戦後の飼育員役に北村一輝。そして、上野動物園長役を堺正章が演じます。
時代背景が戦前から現在までの長い期間に渡ることや、日本でのゾウの撮影が困難なことから、ゾウとのシーンはすべてタイで撮影しました。タイにオープンセットを建て、まずはゾウに慣れることから始め、ロケを敢行。現地のゾウ使いの協力もあり、キャスト陣はすぐにゾウに慣れ、順調に撮影を行うことができました。
ゾウは作り物などを使わず、3歳の子象から大人の象まで、8頭の象が本物の演技をします。飼育員役の反町隆史、北村一輝も吹き替えなどは一切使わず、本人が象と触れあい、生の演技に挑みました。
今の時代にこそ伝えたい、「人間の優しさ」「命の重さ」「生きるものを愛する魂」など、このドラマは次世代の子どもにも伝えていかなければならない大切なメッセージがふんだんに盛り込まれています。
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