サマヨイザクラ
-今井弁護士コラム-

さてさて、ドラマの『サマヨイザクラ』。法律監修なので法廷シーンの撮影に立ち会わせて頂きました。前に他局のドラマでご一緒させて頂いた大杉漣さんが裁判長・鷹尾役。「被告席に立ったことは 何度もあるが、こっちの席は初めてだ。」とおっしゃっていたのが笑えました。(^o^)宮崎美子さんのオドオド感溢れる主婦の名演技、ぴかぴかに光ってました。☆//
主人公・相羽圭一役の伊藤淳史さんと、聡明な学生・吉井由美香役の加藤ローサさんは、まさにはまり役。圭一や由美香のような若者がまさに司法を変えていくのだと思う。被告人・鹿野川雪彦役の塚本高史クン。おちゃめで原作漫画のイメージとは少し違いますが、本番ではアンニュイないい感じ。さすがです。(^_-)検察官の九折は、そのまんま本物。九折役の利重剛さんとは年も近く、ボクは元検事だったので勝手に親近感を覚えました。けれど…ボクは今、弁護士なので、スレンダーでちょー格好いい弁護士・舞村咲役のいとうあいこさんが、やっぱボクの一押しかな。。。 (*^_^*)
ドラマがどのように完成されるのか、本当に楽しみです。

【裁判員制度】
殺人や放火等の重大な刑事事件の第1審(地方裁判所)に導入。
裁判官3人と市民から選ばれた裁判員6名の合計9名の合議体で審理。有罪・無罪のほかに量刑も決める。最終的には過半数の多数決で決めるが、有罪とする場合には必ず裁判官が1名以上入っていなければならないので、裁判員6名全員が有罪でも、裁判官3名が無罪なら、判決は無罪となる。
裁判員は選挙人名簿からくじで選定されるが、辞退事由(70歳以上、学生、重要な用務があることなど)がなければ辞退できない。なお、旅費(交通費)のほか、日当等が支給される。
裁判員は審理に関して終身の守秘義務を負う。違反した場合は、6か月以下の懲役刑または50万円以下の罰金刑。

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