離婚弁護士II
-Story-
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翌日、貴子、柳田、つや子、亜紀、紀三郎は、アップヒルズ社とエクセル社の提携会見が行われるホテルへと向かった。貴子と柳田は、つや子たちから資料を受け取ると、毅然とした顔で会場に入った。
大我と対峙した貴子たちは、タクシー運転手や角田の友人、美由紀のマンションの管理人などから得た証言を大我に示した。すると大我は、逆セクハラ事件は角田がでっち上げたんじゃないか、などと言い出す。そんな彼に対し、インサイダー取引で東京地検に告発したことを伝える貴子たち。大我は、貴子たちに追いつめられ、株主構成が上場廃止基準に抵触することを知りながら、それを知らせずに第三者に売ってしまったのだ。もはや、大我には逃げ道はなかった。そこにやってきたのは角田だった。良心の呵責を感じていた角田は、すべてを証言する決意を固めていた。

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