離婚弁護士II
-Story-
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大我の要請でアップヒルズ社を訪れた貴子は、彼から和解を持ちかけられる。業務提携のことを交渉材料にされると困る、というのだ。大我が提示したのは、懲戒解雇で支払われなかった分と同額以上の支度金を用意することと、系列の会社に以前よりひとつ上のポジションを用意する、というものだった。
貴子は、事務所に戻って柳田や紀三郎と和解について協議するが、大我の変心が気になって仕方ない。大我は、業務提携までの間、物事を穏便にすませたいはずなのに、逆セクハラ騒動をでっちあげて美由紀を解雇しているのだ。考えられるのは、提携に支障をきたすような重大な秘密を美由紀が知ってしまったために、逆セクハラをでっちあげた、というものだった。貴子は、もう一度美由紀の意向を聞いて、それに従って今後の対応を決めることにする。

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