大奥
〜華の乱〜
-第七話-
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それから1カ月以上も綱吉は高熱を出して病の床に臥せった。
その頃柳沢の邸では、柳沢が染子(貫地谷しほり)に大奥に入るようにと冷ややかに言い放っていた。
安子の部屋に右衛門佐が現れ、小さな赤い紙包みを渡す。それは毒薬であった。大奥を腐らせ、表の世を乱しているのは綱吉にほかならないと言う右衛門佐は、元凶を除く事を考えていたのだ。愕然とする安子。

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