泣かないと決めた日
- ストーリー -
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2010.03.09 ON AIR
「最後の快進撃」

イタリア食品部門で、新商品をクライアントに紹介するためのフェアが行われることになり、角田美樹(榮倉奈々)の「イタリア料理と中華料理のコラボレーション」という企画が社内コンペで選ばれる。企画を決定した桐野征治(藤木直人)は、美樹をフェアの責任者に任命。サポート役に西島賢治(五十嵐隼士)を指名する。しかし、藤田千秋(片瀬那奈)ら社員たちはこの決定に不満を感じる。

桐野に美樹の企画を推した佐野有希子(木村佳乃)は西島に美樹をバックアップするように念を押すが、西島は肝となるシェフの選定は自分がやるから、と美樹に言う。それでも美樹は、自分にはあてがあると食い下がり、交渉を担当することになる。

早速、美樹は気鋭の中華料理シェフ・中村恭一郎(今井雅之)に電話で依頼をするが、中村は難色を示す。と、やりとりを聞いていた西島が電話を取り上げ趣旨を説明。中村はフェアの説明を聞くことに同意する。

翌日、美樹と西島は中村の店に行くことに。西島はその前に予定があったため、美樹とは店の前で待ち合わせる。しかし、時間になっても西島は現れない。美樹は仕方なくひとりで店に入っていくが中村は西島が来ないことに不信感をあらわにする。さらに、中村は自分がぶつけた質問に美樹が答えられないため、機嫌を損ねてしまう。

会社に戻った美樹に西島は、中村への説明はうまくできたのか、と平然と声をかける。美樹が答えられないでいると、自分の失敗を人のせいにするな、と悪態をつく。

その日の夜、美樹は社内で仲原翔太(要 潤)と出くわす。企画のことを知っていた仲原は美樹にうまく行っているのか、と尋ねるが、美樹は言葉を濁してしまう。その後、自宅に戻った仲原は妻・万里香(杏)に美樹のことを話す。万里香は、美樹を心配する夫が気に入らない。

同じ頃、有希子は梅沢仁(段田安則)に呼ばれ、過去に辞めた社員の山内静香(柳沢なな)が社内いじめに遭っていたのではないか、と問い詰められていた。答えられない有希子に梅沢は、静香は今も心に傷を抱えていて、有希子が辞めれば気が済むと言っていると、有希子に退社を迫る。

翌日、出社した美樹に西島はシェフの選別は自分がしたから、と言い放つ。驚いた美樹は誰にしたのかと尋ねるが、西島は答えない。それどころか、激昂し美樹に資料を叩きつける。あまりに横暴な態度に、ついに美樹も怒りをあらわにし、すべて自分ひとりでやると宣言する。そして、夜を徹して中村に提案するメニュー案やパンフレットのラフなどを作り上げる。

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