泣かないと決めた日
- ストーリー -
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2010.03.02 ON AIR
「負け犬の逆転」
角田美樹(榮倉奈々)は、立花万里香(杏)が仲原翔太(要 潤)と結婚することになったと会社の噂で聞き衝撃を受ける。そんな美樹に万里香は、自分は遺伝子組み換え大豆の件で苦しむ仲原を見て放っておけなかったんだ、とその件について知らなかった美樹を見下すかのように話す。そして、自分は仲原の子を妊娠している、と明かす。
そんな折、仲原は上司から有力会社の役員がやってくるので同席するように言われる。仲原を指名しているという役員は、万里香の父・和也(団時朗)だった。和也は万里香との一件を知っているようで、週末、家に来るようにと命じる。
その日の夜、帰宅途中の美樹を仲原が待っていた。仲原は美樹を傷つけてしまったことを謝罪し、それでも自分は美樹が好きだと打ち明けるが、美樹は自分たちはもう終わったのだ、と言い立ち去ってしまう。
翌日、美樹は桐野征治(藤木直人)のプレゼンをサポートするため、集まったクライアントの前に立っていた。しかし、集中力を欠き、商品の説明ができない。桐野にフォローしてもらいその場を切り抜けたが、明らかな失敗だった。そんな美樹を桐野は、「仕事をなめるな」と叱責する。
その週末、仲原は立花家を訪ねる。万里香が妊娠していると聞かされた和也は、仲原と万里香が結婚するものだと思い話を進めるが、万里香は結婚はまだ決まっていない、と父を遮る。すると和也は怒り仲原の頬を殴る。万里香は、怒りが収まらない父の前に立ち仲原を守ろうとする。腫れた頬の手当てをしながら、万里香の母・陽子(筒井真理子)は、大切な娘に幸せになってもらいたいと願うのは親心だと諭す。
仲原は、自分の母親・たか子(田島令子)にも万里香の件を報告する。万里香に会ったたか子は、仲原はしっかりとして強い万里香に惹かれているのではないか、と言い、仲原も否定できない。そんなある日、出社した万里香は田沢佳人(長谷川純)から、妊娠しているというのは嘘なのではないか、と言われる。
万里香との結婚を決意した仲原は、しばらくは自分の自宅で一緒に暮らそうと万里香に話す。すると万里香は、実は妊娠は間違いだったのだ、と涙ながらに仲原に告げる。
翌日、田沢から万里香が妊娠していないと聞いた美樹は驚いて仲原のところへ。仲原はそのことを認めながらも、自分は万里香に支えてもらったのだから今度は自分が万里香を守る、彼女と結婚する、と決意を明かす。
衝撃的な仲原の告白にとまどう美樹に声をかけたのは桐野だった。桐野は美樹を誘い、葵井商事とイタリアの有名農園が契約を結ぶまでに尽力してくれたトマト農園にやってくる。そこで桐野は美樹に、辛い状況で育てられてダメになるトマトもあれば、たくましく実るトマトもある、人間も同じだ、と語りかける。
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